こんにちは!中部事務所よりタイラが担当します。
さて、お世話にはなりたくないものの、病気やケガで入院治療…
いったいいくらになるのだろう…
高額な費用が心配になりますよね。
そんなときに、「高額療養費制度」と「限度額適用認定証」
という2つの制度があります。
「高額療養費制度」と「限度額適用認定証」は、どちらも入院や外来、薬局などでの
医療費の負担を軽減するための制度ですが、いざという時にあわてないために、
今回は使うタイミングと仕組みについて、以下に整理してみました。
【高額療養費制度】~払いすぎた分を後で取り戻す仕組み~
医療費が高額になったときに家計の負担を軽減するための公的制度です。
月ごとの自己負担額が一定の上限を超えた場合、その超えた分が後から払い戻されます。
一旦全額支払うため、ある程度のお金の準備が必要ですが払いすぎた分は確実に戻って
きます。
タイミング: 医療費を支払った後に申請する
支払い方法: いったん全額支払い、後日払い戻しされる
申請方法: 診療後に領収書など添えて加入している保険者に申請
※申請期限が診療月の翌月から2年以内なのでご注意。
【限度額適用認定証】~お財布のキャップ~
一般的に、手術や治療等で医療費が高額になるとまえもって予想される場合、事前に
「限度額適用認定証」を医療機関に提出することで、窓口での支払いが自己負担限度額
までに抑えられます。自己負担の限度額までの支払い額なので窓口での支払いが少なく
済みます。ただし、事前申請であるため、急な入院や手術などでは間に合わないことも
あります。
タイミング: 医療機関での支払い前に提示する
支払い方法: 窓口で自己負担限度額までの支払い
申請方法: 事前に保険者へ申請し、証明書を取得
どちらをつかえばいいか?
事前に高額な医療費が予想される場合(入院など)→ 限度額適用認定証を申請しておくと安心。
すでに支払ってしまった場合 → 高額療養費制度で申請すれば、後から返金されます。
どちらも最終的な自己負担額は同じですが、「いつ・どうやって」負担を軽減するかが違います。
状況に応じて使い分けましょう。9月2日に弊社スタッフのブログでも説明していますが、70歳以上の方は
所得区分に応じて、医療費の自己負担割合が決定されます。
また、マイナ保険証を使えば、限度額適用認定証の事前申請なしで自動的に限度額が
適用され、医療機関の窓口で「高すぎる…」と驚くことが減ります^^
急な入院や手術でも安心して受診できますね。マイナ保険証を利用できる方はぜひご利用ください。

“俺はポピュラーカマだがイエローカマが発見されたってよ!”