こんにちは!
中部事務所のタイラです^^
20歳以上の日本国内に住む人は原則、国民年金に加入し、
保険料を納める義務がありますね。
ただし、学生には『学生納付特例制度』があり、申請すれば保険料納付が猶予されます。
今回は制度の案内をしたいと思います。
まず、対象となる学生は
・大学(大学院)、短期大学、高等学校、高等専門学校、専修学校、各種学校などに在学中
・夜間・定時制・通信制の学生も対象
・前年の所得が一定以下
(例:128万円+扶養親族等の数×38万円+社会保険料控除等)
※この場合家族の所得は関係ありません
メリットとして
・在学中の保険料支払いが免除される
・猶予期間も年金加入期間としてカウントされます
・将来、障害年金や遺族年金の受給資格に影響しない
申請方法
申請先:住民票のある市区町村の役所、または年金事務所
必要書類
・学生証のコピーまたは在学証明書
・基礎年金番号通知書またはマイナンバーカード
ここで注意ですが、申請は毎年必要になりますのでお忘れなきように。
継続したい場合は翌年度も再申請が必要になります。
あくまでも猶予であって「免除ではない」ので、将来の年金額には反映されません。
当たり前ですが、追納しないとその分は年金が減ります。
未申請のまま保険料を払わないと『未納』扱いになり、障害年金などが受け取れない可能性もあります。
学生本人ではなく、親が保険料を支払うと「社会保険料控除」として所得税・住民税の節税効果が期待できます。対象期間後に本人が追納すれば保険料は同様に節税効果が期待できます。
親元を離れ遠方に住んでいて直接申請が難しい場合は郵送・電子申請なども可能ですし
一部の大学・専門学校では申請代行をしてくれる制度もあるようです。
学生が国民年金保険料の支払いを一時的に猶予できる制度を利用して、経済的な負担を軽減しつつ、
将来の年金受給資格を確保するための仕組みです。
制度利用後の、将来の年金額や税控除の観点から 追納あり・なし をシュミレーションしてみるのも
良いかもしれません。
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チムドンドン!