こんにちは。社会保険労務士法人ブライトンの宮城です。
早いもので、カレンダーも最後の一枚となりました。
12月といえば、多くの企業様で「冬季賞与(ボーナス)」の時期ですね。
経営者の皆様にとっては、資金繰りや査定など、頭を悩ませることも多い季節かと思います。
まとまった資金が動くことへのプレッシャー、痛いほどよく分かります。
しかし、この賞与こそ、日頃の感謝を伝え、会社の結束を固める*最大のチャンス」でもあります。
本日は、事務手続きの視点と、社員のモチベーションを上げるヒントになるかもしれないお話しします。
■ 賞与にかかる社会保険料は「未来への仕送り」
賞与明細を見て、「せっかくのボーナスなのに、社会保険料がたくさん引かれている…」とがっかりされる従業員の方もいらっしゃるかもしれません。
また、経営者の皆様にとっても、保険料の負担は決して小さくないものです。
ですが、ここで納める社会保険料には、とても大切な意味があります。
賞与から納付された保険料は、将来受け取る年金額」にしっかりと反映されます
(※標準賞与額に基づき計算されます)。
つまり、単に引かれているのではなく、「将来の自分への仕送り」をしているのです。
会社が法律通りに正しく手続きをし、保険料を納めること。 これは、従業員の皆様の「老後の安心」や「万が一の保障」を守る、企業としての立派な社会貢献だと言えます。
■ 「明細書」には一言を添えて
最近はWeb明細も増えましたが、もし可能であれば、賞与の支給日には、お一人お一人に声をかけてみてください。
「今年は〇〇さんの頑張りで、この目標が達成できたよ」 「いつもチームを支えてくれてありがとう」
金額(金銭的報酬)だけでなく、感謝の言葉(感情報酬)をセットで渡すこと。 これが、「来年もこの会社で頑張ろう」という意欲に火をつけます。
慌ただしい師走ですが、笑顔で一年を締めくくられるよう残り1か月頑張りましょう。







